データセクション、グローバルで統一したソーシャルメディア分析サービスを開始
―ASEAN地域における生活者の声を分析―
データセクション株式会社( / 、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:澤 博史、以下 データセクション)は、ソーシャルリスニングサービスのグローバル対応を開始し、アジア地域向けソーシャルメディア分析サービスを発表致します。
今回データセクションでは、世界初の地域・言語に限定されないデータ検索・分析基盤を構築致しました。
それにより、本サービスをご利用頂くお客様は、異なる言語や地域間においても共通の基盤でマーケティング調査や、コーポレートガバナンスを強化する事が可能となります。
■グローバルサービス開始の背景
現在、グローバルマーケットにおいては、堅調なGDP成長を続けるASEAN地域に注目が集まっています。これらの成長要因として個人消費が伸びている点、特に各地域における中間所得層の増加による内需の拡大が挙げられます。
この動きに伴い、アジア地域に進出しようという欧米、日系企業が多数存在しています。これら企業において最も重要視されているのが、現地のマーケティング情報です。多様な文化圏や政治圏を内包するアジア地域において生活者の情報は分析が非常に難しく、情報が希薄な状態となっているからです。
そこでデータセクションでは、より効果的でグローバルなソーシャルメディア分析をお客様に提供する為、アジア地域を中心としたグローバルサービスを開始する事に致しました。
■お客様の課題
グローバルな分析を望むお客様において、これまでの課題は『単一のツールで多地域、多言語の統一的な分析を行う事が出来ない』という事でした。また、言語間においてテキストマイニングの統一的な基準が存在しなかった為、地域間における横断的な分析は、非常にコストがかかっていました。データセクションのグローバルサービスはこの問題を解決します。
■グローバルサービスの概要
今回発表させて頂きますグローバルサービスは、日本では既に数百社のお客様にご利用頂いているソーシャルメディア分析サービスの海外版です。
ネット上の情報を検索・分析し、ツールやレポーティングとして、お客様に提供しております。本サービスは、データの検索・分析・コンサルティングの3階層で構成されており、ネットモニタリングや商品開発、マーケティング調査など多様な用途に用いられています。
■データセクショングローバルサービス3つの特長
今回の海外展開において、データセクションのサービスには3つの特長があります。
[世界中のどんな言語でも、様々なメディアで迅速に検索可能です]
Twitter・Facebook・BBS・news・blog等のデータを迅速にクロールするシステムを構築可能になりました。各メディアにおいて、タイトル・日付・本文・網羅率を検索する事が出来る企業向けに特化したエンジンとなっています。
現在では、既に中国・インドネシア・シンガポール・韓国・ベトナムにおいてクロール基盤が整っておりますが、この技術はどのような国の言語でも様々なメディアで対応可能となっております。
注:一般の閲覧に供されている媒体に限ります。
[言語、地域を跨ぐ統一された基盤で分析可能です]
今回のサービスでは、各国の検索データを共通の基盤を用いて分析する事が可能となりました。それにより、多言語、多国間の分析においても統一的な基準での分析が可能になりました。
加えて、分析結果を比較する事も可能となります。また、既存の手法と比べて安価でスピーディーに多言語、多国間の分析への対応が可能になりました。
[ソーシャルメディアを深く読み解きレポーティングが可能です]
データセクションでは、日本国内において、専任のコンサルティング部門による分析サービスを行っています。データセクションは、このサービスをASEAN地域においても同様に展開します。
ソーシャルメディアデータは、自由記述の非構造データであるために、非常に多様な分析を行う事が出来ます。現在では特に広告効果測定、リスクモニタリング、顧客分析に注目が集まっており、データセクションでは、専門の分析チーム、分析手法によって、お客様に「気づき」を提供致します。
■3つの特長を実現する為に
[ベトナム・シンガポールへ海外拠点の設立]
今回の海外対応に際し、データセクションベトナムは、アジア地域の開発の拠点として2013年1月中に登記を予定しています。オフショア開発体制を実施する事により、より低コストで大規模な開発が可能となります。また、データセクションシンガポールは、アジア地域のグローバルヘッドクオーターとして2013年4月中に登記を予定しています。
[言語、地域に依存しないグローバルな分析・検索基盤を構築]
今回発表致しました分析基盤は、当社独自のカテゴリ分析分類辞書によって可能となっています。この辞書は、各国のコンシューマが編集する仕組みを取り入れる事により、現地の時事単語などにおいても自動的に反映可能です。また、国や言語に依存しない分析基盤であるため、容易に分析国を追加する事が可能となります。
■海外展開スケジュール
2013年1月 データセクションベトナム設立
2013年2月 全アジア地域でのサービスローンチ
2013年4月 データセクションシンガポール設立(予定)