ソーシャルメディア情報を基にした、分析ツール開発・分析コンサルティングサービス・SaaS型分析サービスの提供を行うデータセクション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:澤博史)は、新たなソーシャルメディア活用の時代に対応する基盤開発のため、ニッセイ・キャピタル株式会社、株式会社ジャフコを引き受け先とする第三者割当増資を2011年3月に実施し、総額7,000万円の調達を行ったことを発表いたします。
この増資により、資本金は1億4,8217千円(資本準備金含む)となります。
今回の増資に関して、データセクション株式会社取締役 林健人は以下のようにコメントしています。
「ソーシャルメディアは、ブログ・Twitter・掲示板・Facebookなど利用者の目的に応じて、年代層に隔たりなく、爆発的に広まっております。
3月11日発生の東北地方太平洋沖地震の際には、ソーシャルメディア、特にTwitterは生存者情報の共有、電車バスの運行情報の共有等、携帯電話やメールが送信できない状況でも情報を迅速に提供し続けるなど、多大な貢献をいたしました。
このような時代に多くの企業様、自治体様から、ソーシャルメディア上に流れる多くの情報を正確にどのようなルートで伝達されているかを掴む技術を求められております。
これらの技術を向上させるべく、データセクションでは積極的に技術開発してまいる所存です。」
■今後注力していく新技術・サービス
今回の資金調達により、以下の新規技術開発を実施してまいります。
-正確な情報の抽出
ソーシャルメディア情報の中には、チェーンメール的な情報、スパム的な情報等が混ざることで、メディアとしての信頼性が現在は万全ではありません。情報の発信元、データの記載方式などを機械的に判別することで、情報をより正確に抽出することを目指します。
-情報量の増加
ソーシャルメディアが多種多様に渡る昨今、一つのメディアだけを確認しても万全ではありません。Facebookを確認できる機能等、メディアの多角化に対応していくことを目指します。
-インフルエンサーの抽出
今後の動きを予測する際、信頼できない人が情報発信してもその情報は今後広まらない可能性が高いこととなります。そのため、情報発信者毎にどの分野でどういう影響力を持っているのかについて確認できる技術を高めます。
■技術開発により今後データセクションで刷新されていくサービス
今後、上述新技術に注力し、ソーシャルメディア情報の情報としての価値を高めることで、データセクションでは新たなソーシャルメディア活用の時代に対応するサービスとして強化してまいります。
・ソーシャルメディアモニタリングサービス(Insight Intelligence)
ソーシャルメディアモニタリングツール『Insight Intelligence for Marketing/Risk』は、ソーシャルメディア上に溢れる膨大な量のデータを整理整頓して、情報の分析にご活用頂けるSaaS型のサービスです。
マーケティング施策のための情報収集や、企業・自治体の風評・リスク情報、評判の監視を簡単、且つ効率良く確認いただけるサービスです。
・ソーシャルメディア分析サービス
膨大に存在しているソーシャルメディア情報を基に、現在どのような状況か、また今後どのような可能性があるのかについて、分析コンサルティングを実施いたします。
・ソーシャルメディア分析ツール開発
企業、自治体のお客様のご要望に応じ、ソーシャルメディアを活用した内部管理のためのツールを開発・提供いたします。
詳細はこちらをご覧ください。
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